結婚前にやっておかなければいけないのが、お互いの両親を交えた顔合わせと挨拶です。
基本的に決まりごとがないのである程度自由にできるのですが、だからこそ色々知っておきたいアレコレもあります。
今回は、顔合わせと挨拶のポイントをご紹介します。
顔合わせの食事会、全体の流れは?
顔合わせをする際には食事会の形を取るのが一般的なのですが、そこで気になってくるのが全体の流れをどのようにすれば良いのかです。
まず、顔合わせ当日の流れには大まかに8つのステップがあります。
一般的には「待ち合わせ」「食事会の席次や席順の案内」「最初の挨拶と乾杯」「自己紹介と両親の紹介」「記念品の交換」「会食と歓談」「結びの挨拶」「記念撮影」の流れになっています。
ここで見落としがちなのは、「待ち合わせ」でのマナーです。
最初の待ち合わせでは、両家が揃ってからお店に入るようにしましょう。
さらに、食事会の席次や席順も上座や下座を考慮する必要があるので、その点を意識しながら新郎新婦の位置や両親の位置を事前に、決めておきましょう。
「記念撮影」は必ずしも必要はありませんが、撮影した写真は、結婚式でのムービーにも使えるのでおすすめです。
最初の挨拶は誰が適任?
顔合わせの食事会では、両家が揃って席についた後に「最初の挨拶と乾杯」をします。
この挨拶は、新郎もしくは、新郎側の父親が進行役として行うのが一般的です。
そのため、食事会そのものの進行も新郎側が行うことが多く、新婦側が挨拶をしたり司会進行をするようなケースはほとんどないようです。
また、挨拶のタイミングは最初にお酒やドリンクを頼んでから行うパターンと、挨拶をしてからお酒やドリンクを頼むパターンのどちらでも構わないとされています。
乾杯と締めの挨拶、口上にふさわしい内容は?
顔合わせの食事会で、最も多くの人が悩むのが、乾杯の音頭や締めの挨拶として用いる口上です。
基本的にどちらもあまり長くならないように簡潔にまとめるのがポイントです。
最初の挨拶であれば、「婚約に当たって両家の親睦を深める意味でこの場を設けさせてもらった」というような内容で問題ありません。
乾杯の音頭は、最初の挨拶に続けて「では、乾杯。」と簡単にしても構いませんし、最初の挨拶とは別に「本日はよろしくお願いします、乾杯。」というようにしてもよいです。
また、締めの挨拶の口上は、無理に長い口上や難しいものを考ず、お礼と今後に対する挨拶をシンプルにまとめるとよいでしょう。